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 千葉医学雑誌一覧 |
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千葉医学 88
(4) :155-200, 2012
■最終講義
呼吸調節研究への道 ― マイ・ウェイ(和文･PDF)
西野 卓
■話題
科学技術の世紀と医学
寺島東洋三 (和文・PDF）
■海外だより
留学経験記
高見洋司(和文・PDF）
ニューヨーク滞在記
横須賀忠(和文･PDF)
■学会
第1230回千葉医学会例会・第32回歯科口腔外科例会(和文･PDF)
第1244回千葉医学会例会・第45回麻酔科例会・第73回千葉麻酔懇話会(和文･PDF)
第1回臨床研修報告会(和文・PDF)
■OAP要旨
プロスタグランジンE1製剤リマプロストは腰部脊柱管狭窄の症状とABIを上昇させる
大鳥精司 山下正臣 村田泰章 江口 和 青木保親 安宅洋美 平山次郎
男澤朝行 森永達夫 新井 元 三村雅也 鴨田博人 折田純久 宮城正行
宮下智大 岡本 弦 石川哲大 鮫田寛明 木下知明 花岡英二 鈴木 都
鈴木宗貴 粟飯原孝人 伊藤俊紀 井上 玄 山縣正庸 豊根知明 高橋和久(和文・PDF)
Krab-zincフィンガー蛋白Nczfのアポトーシス制御における役割の検討
Harik Firman Thahadian 幡野雅彦(和文・PDF)
■編集後記 (和文･PDF)
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●科学技術の世紀と医学
寺島東洋三
元放射線医学総合研究所 所長
１ アルブレヒト・デューラーはその版画「メレンコリア I」によって「自然と人為」という対立概念を描いた。この対立概念はルネッサンスにおける西欧普遍主義の主要なモメントであり，自然科学発展の駆動力になった。「メレンコリア I」は17世紀以降の科学技術時代を予言したものと云える。
２ 現代文明は自然科学と技術による自然のエクスプロイテーション（開発，あるいは搾取）の結果である。
３ 自然科学は非価値世界の営みである。その進歩は人間の欲望を満たし続け，我らの精神世界への意識を希薄にするであろう。
４ 自然科学によって支えられた医学は人間の死と和解することは困難である。
５ 医療行為が“Mitleiden （compassion）”をその原点とするならば，医学の進歩主義を制御する機構は，信仰や戒律や，民族の自然観を含めた，我われの自我を形作っている多様な文化力でなければならない。
(無断転載を禁ず：千葉医学会）
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